前回の続き
小説好きを生む絵本★
家族や愛、友情について考える系
「おおきな木」
少年が幼い時、全てを与えてくれていた木。
まるで母親のような木。
少年が成長するに従い求めるものは変わるけれど、変わらず与え続ける木。
絵本にしては小さめサイズ、
村上春樹が訳をしているが、たまたま前の訳者版を持っている知人がいて、読み比べると面白かった。
簡単な文章なので、英語と比べるのもいいと思う。タイトルからして違う。
読み聞かせをした時、長男はまだ小学校に行ってなかったと思うが、泣いてしまって、
「悲しいからもう読みたくない」
と言った思い出の本だ。
「おさるになるひ」
下の兄弟が生まれる時に、自分が小さい時のことと比べたりする話。
ほのぼの系。
「たまごにいちゃん」
弟がひよこから鶏になっても、自分は卵の殻から出ない。
大きくなるのが嫌な甘えた兄ちゃんの話。
面白いし、読みやすい。
成長するってちょっぴり怖いけど、やっぱり嬉しいこと。
「おまえうまそうだな」
大人の肉食恐竜食が、迷子の草食恐竜と出会い、心を通わせる話。
このシリーズは、どれも泣けるいい話だが、小さい子供にはちょっと長い。
でも、冒頭の名前を間違えるシーンが面白くて子どもの心をくすぐってくれるはず。
「きみはほんとうにステキだね」
肉食恐竜と草食恐竜の友情の話。
「おまえうまそうだな」シリーズはどれもいいけれど、もう一冊買うならこれかなと思った。
職場でお楽しみタイムに読み聞かせをしようと思った時に選んだ本だ。
高校生も泣いた。
これらの絵本の延長線上にあるのはこんな本だろうな。
「くちぶえ番長」
「ルドルフとイッパイアッテナ」
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